**************************************** 金剛蔵王金色夜叉 1998年04月12日号 (創刊号) **************************************** ------------------------------------------------------------------------------------ 雨でも晴れでも相場、明けても暮れても相場、もうこんな生き方しか、できない・・・・・・ ------------------------------------------------------------------------------------ 「予定は未定」の言葉どおり、風邪のため今週末にダウン、予定の4月11日に発送すること ができませんでした。まだまだ自己管理があまいですね、私も。病気になるとどうしても、精 神的にも弱気になってしまい、これがひいては絶好の買い場を逃がしてしまう、ということに もなりかねません。金銭とともに自分の健康の管理も「常勝相場師への道」への重要項目のひ とつでしょう。(まあ、これは「相場師」だけにかぎりませんけどね。) 今回は創刊号ということもあり、残念ながら相場の話は致しません。代わりにこのメールマガ ジン刊行の目的について話をさせて頂きます。 「なんだ? 金もうけの話をしてくれるんじゃなかったのか?」という声もどこからか聞こえ てきそうですが、実はこの話が一番重要なのです。相場の格言・金言は数多く存在しますが、 その内でも最重要にしてあまり理解されていないのがこれです。 **************************************************************** *・自分よりも相場を知らない人の言うことに耳を傾けてはならない。* **************************************************************** 至極当然のことのように聞こえますが、じつは大多数の商品先物取引会社の登録外務員(営業 マンのこと)はこの「相場を知らない人」たちなのです。意外に思われるかもしれませんが、 相手の立場にたってよく考えてみるとすぐに分かるはずです。 あの人達は仕事上、相場の売買の手続きの仕方や契約書の書き方、さらにいかにして客を口説 いて契約させるか、いかにして客に見せるチャートが自分のすすめるよう(たとえば売りをす すめるときは他の時に比べて値段が高く、買いをすすめるときは低いよう)にみせることがで きるかということにはよく知っているでしょうが、所詮は「手数料稼ぎ」です。 その時点での商品市況などは、会社に置いてある情報端末機(たとえば時事通信社のJ−CO M)を使ってすぐに調べられますから、よく知っているかもしれませんが、個人投資家の一番 知りたい将来の相場の予測などは素人投資家と似たりよったりです。理由などは後ほど述べま す。 この「金剛蔵王金色夜叉」の購読者300人の方々のなかには、いろいろな人達がいるはずで す。初心者といっても、本を読んだだけの人もいれば、実際に取引をはじめてまだ期間の短い 人、商品先物は取引したことはないが、株の経験は長い人、ベテランといっても常勝街道まっ しぐらの人もいれば、取引期間が単に長いだけで損ばかりしている人などさまざまだと思いま す。 最近は商品先物取引会社の方も、インターネットを使って情報提供やアドバイスなどコンサル ティングをしているところもありますが、所詮それも「営業活動の一環」に過ぎず、結局は「 顧客数の増大」や「取引量の増大」をねらっているのは明らかです。安易に資料請求をすると あとで家や会社のほうへ勧誘の電話や手紙がくるかもしれませんので、それがいやな人はご注 意のほどを。(何も私は商品先物取引会社が嫌いなわけではありません。しかし契約や取引に は充分注意することです。警戒されてもしかたがない過去をこの業界は抱えている。) 私は相場は戦場だと思っています。売り手と買い手の壮絶な攻防戦の結果、値段が決定する。 私たちの大部分は零細個人投資家(零細とは建玉1度に10枚以下といったところでしょうか )なのに、敵または仮想敵は商品先物取引会社や商社、そしてその他の個人投資家。リスクを 背負ってハイリターンを狙おうとしたにしては今まで得てきたものがあまりにも少なすぎる、 我々はなんらかの形で結束する必要がある、情報を共有する必要があると思って制作したのが 私のHP「商品先物諸行無常」です。 早いもので「商品先物諸行無常」のHPの制作を開始してからもうすぐ1年がたちますが、な にしろ一人で作業しているのでいまだに目的を達しておりません。 このままでは単なるリンク集で終わってしまう、という危機感から今回このメールマガジンを 発刊した次第です。 創刊号ですので、挨拶はこの程度で。 もし、私があなたより相場を知らないと思われたら、どうぞ購読を解除されても結構です。 ご縁がなかったものとしてあきらめます。 個人投資家による、個人投資家の、個人投資家のための「メールマガジン」をめざします。 乞うご期待。 五大 史 昔、金貨拾、今、五大 史。 <著者略歴> 兵庫県神戸市中央区在住、現在29歳、相場を始めて1年半と少しだが、すでに天国と地獄 を経験している。 阪神大震災では九死に一生を得、瓦礫の山と化した街中で「諸行無常」を実感。 一時、オリオン交易(株)本社で登録外務員として勤務。 現在は退社し、残りの人生を「商品先物取引」の未来に賭ける。 アメリカの ユタ州 WEBER STATE UNIVERSITY 卒業。 COMPUTER INFORMATION SYSTEMS 専攻。 HP 不比等 http://fuhi.to/ 商品先物諸行無常 http://www.bekkoame.or.jp/‾foreseer/ 先物投機唯我独尊 http://member.nifty.ne.jp/fuhito/ 証券投信楽市楽座 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2743/ GNOSTIC & HERMETIC http://www.fuhito.com/ --------------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------------- メール配信の中止やアドレスの変更は、 http://fuhi.to/ http://www.bekkoame.or.jp/‾foreseer/ http://member.nifty.ne.jp/fuhito/ をご覧ください。 アドレスを変更する場合は、古いアドレスでの購読を解除し、 新しいアドレスでの購読を開始する、という2回の作業をしてください。 ご意見、ご感想などは fuhito@anet.ne.jp までお送りください。 ------------------------------------------------------------------------